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国内初の新型インフルエンザ感染者が9日、確認された。感染者に同行した高校生や近くに座っていた乗客ら49人は、10日間の停留措置の対象になる。成田空港近くのビジネスホテルで、与えられた一室にいることを求められ、行動を厳しく規制される生活。厚生労働省が対象者に配っているパンフレットは「停留は、あなただけではなく、大切な家族の方、会社の同僚、友人等を守るために行われます」と協力を呼び掛けるが、史上初めて実施される宿泊施設での停留とは--。【日野行介、小林慎、奥山智己】

 厚労省によると、停留者は原則ホテルなど施設の個室内で生活することになる。1日1回、医師や看護師が健康状態を確認し、必要に応じてタミフルなど抗インフルエンザ薬を投与する。1日3回検温するなど健康状態の記録を提出。食事は▽午前7~8時▽正午~午後1時▽午後6~7時と定められ、原則自分の個室で食べることになっている。

 49人のうち感染者と一緒に行動した生徒・教諭は33人。学校関係者や保護者らによると、生徒らは全員が9階の個室を与えられ、他の部屋やフロアに行かないよう指示されている。洗濯室などに出かける際は、マスクの着用を義務付けられているという。

 生徒と教諭の連絡はホテルの内線電話を使い、生徒同士は携帯電話でやり取りしている。荷物が既に最終到着地の関西国際空港に送られているため「着替えがほしい」「携帯電話の充電器がない」という要望があり、荷物だけ成田に送り返すことになった。

 生徒からは「テレビを見るしか、やることがない」などの不満も聞かれ、ホテル側はパソコンの貸し出しも検討している。5月下旬の中間試験への影響を心配する声も多く、学校側は教科別のプリントをホテルに送るなどして対応するという。

 勝手に外出することは許されない。パンフレットはこうクギを刺す。「許可無く施設外に出ようとしたり、スタッフの質問に答えなかった、または、虚偽の返答を行った者は検疫法に基づき処罰されることがありますのでご注意ください」

 厚労省によると、滞在費や食費などの生活費は国が負担する。しかし、仕事を休んだ場合の休業補償など、停留による損失の補償はされないという。

 10日の停留期間が満了すると、ようやく解放される。入国手続きを行い、晴れて「帰国」となるという。
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