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故郷からJリーグ目指す--木場修二さん(35)=鹿屋市寿5
 幅10メートル、高さ1メートルの巨大な白いキャンバスに、アーティスト2人が、サッカーに興じるパンダを描いた。08年8月、鹿屋運動公園陸上競技場。大隅NIFSユナイテッドFC(ニフス)の応援だ。
 鹿屋市の柳谷集落(通称・やねだん)のアーティストらに呼びかけ実現した。「一人でも多くの市民の方にニフスを知ってもらいたい」と工夫を凝らす。
 志布志市出身。鹿屋と霧島で開くセレクトショップが本業だ。アパレル業界で6年勤務後「100人中99人に反対された」が02年、帰郷。「成功する確信はあった」と話す通り「緊張しないショップ」をコンセプトにかばんや雑貨まで扱う幅広い品ぞろえで順調に客足を伸ばした。「みんな失敗すると思いこんでいるだけで、実は可能性はある」。自らの努力と確信に裏打ちされた挑戦する姿勢は、ニフスでの活動にもつながっていく。
 ニフスの存在を知ったのは、開業から約1年後。「大隅に恩返しがしたい」と友人と話すうち、プロチームを作ろうと思い立った事がきっかけだった。仕事が落ち着いてきた07年末、任意団体「大隅からJを目指す会」を結成した。
 九州リーグだった08年は、全18試合のほとんどを応援観戦。沖縄から福岡まで各地を回った。「最初はただのサポーター」だったが、選手のバスに頼み込んで同乗するなど選手に密着するうちマッサージを施す仲に。08年秋、チームからの運営代表就任の打診に二つ返事で快諾した。
 「一生懸命な選手の姿に感動した。みんなに伝えたい」と熱っぽく語る。一方で、鹿屋体大生主体のチーム構成に課題も感じる。「才能ある選手が全国から集まっているのに、卒業すると地元に帰ってしまう」。大隅に残れるよう、就職先のあっせんに奔走する。
 ニフスは九州リーグ6位が最高成績で、現在は県リーグに降格。残念ながら成績はふるわないが「ユース世代の下部組織もあり、可能性はある」と断言する。「欧州のようにサッカーが文化になるには長い時間が必要。まずは市民のみなさんにチームを知ってほしい。そして、サッカーを一つのツールとして、お世話になった大隅を盛り上げていきたい」。自身とニフスと、そして大隅の可能性を信じた挑戦を続けている
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◇熱い声援送るサポーター
 大分トリニータの連敗が止まらない。9日の横浜F・マリノス戦も前半16分の先制を生かせず、逆転負けを喫した。そんな中でも「トーリニータ」とスタンドから声援を送り続ける青いサポーターは、再起を信じ続ける。
 日出町の甲斐岳之さん(37)は「けが人の多さが今の低迷につながっている。選手の一生懸命さは伝わってくる」と選手たちを擁護した。シャムスカ監督の指揮についても「監督が来てから生き返ったチームが好きで応援している。簡単に『交代』と言うべきではない」と言い切った。
 大分市の後藤みちかさん(15)は「ボールに対する執着心がない」と厳しい言葉を投げかける。一方で「昨年の実績があれば、立ち直れるはず」と力を込めた。
 連敗の中でも、サポーターはスタジアムに足を運び続ける。この日も入場者は1万8000人余り。熱い声援を送った。シャムスカ監督は「こういう状況にもかかわらず支えてくれるサポーターに感謝したい」と話し、次節からの巻き返しを誓った
不況で業績が悪化すると統制的な手法で組織を締めつけ、業績を上げようと試みる経営者が多くなる。一時的には業績が上がるかもしれない。ただ、長い目でみると多くの場合、従業員の士気を低下させ、組織を疲弊させるだけの結果に終わる。
 この問題を考えるうえで参考になるのがマグレガーの「X理論・Y理論」である。

 X理論とは、単純に言うと性悪説である。人間は生来怠け者でできるだけ仕事をしたくないと思っている。従って大抵の人間は統制や命令、あるいは処罰で脅されなければ企業目標の達成に十分な力を出さない。また、普通の人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したがり、安全を望むという考えである。
 これに対しY理論は性善説である。人間は生来仕事が嫌いということはなく、条件次第で仕事は満足感の源にも懲罰にもなる。従って統制や命令、処罰だけが企業目標の達成に力を発揮する手段ではなく、やりがいのある仕事を与えれば人は自ら働く。また、普通の人間は条件次第で責任を引き受けるばかりか、自ら責任を取ろうとするという考えである。

 このようにX理論・Y理論は学者の理論ではなく、実務家の人間観を分類したものだ。マグレガーは、Y理論で経営を行っている経営者のほうが高い成果をあげていると主張している。
 確かにそれはそうだろう。信じて任せたほうが人は力を発揮する。時々悪いことをする者もいるが、それは一部である。
 ところがY理論を採用しない人たちもいる。株主や投資家だ。経営者や従業員は放っておくと何をしでかすかわからないから内部統制を導入し、しっかり監視しなければいけないという考え方はX理論に通じている。
 だが、会社のすべてなど監視しきれるものではない。内部統制は企業の足かせになっているのが現状だ。

 また、経営者が短期的な成果を追いかけると、X理論的な方向へ行きがちになる。厳しいノルマを課し、裁量は与えず、目標を達成できなかったらペナルティで追い立てる。しかし、そんなやり方をしたら会社がおかしくなってしまう。
 先日、四半期決算を始めてから日本の会社はおかしくなったという趣旨の記事がブルームバーグ・ニュースに掲載されていた。ファイナンス情報の媒体でさえそういう主張をするのである。短期的な数字にとらわれてはいけない。

 一方、長期的な成果を求めれば、自ずとY理論による経営になる。典型的なケースが2002年に日本経営品質賞を受賞したネッツトヨタ南国であろう。
 自動車は日本を代表する産業であるにもかかわらず、その販売店の就職人気は非常に低い。自動車販売に付きものの訪問営業や厳しい販売ノルマが敬遠されているのである。
 そんな業界の中でネッツトヨタ南国は皆が嫌がる訪問営業や販売ノルマを廃止する一方、既存顧客へのフォロー活動に注力した。お買い上げいただいたお客様を訪問し、車を清掃したりメンテナンスを行ったりするのである。これならお客様に喜ばれ、社員はやりがいを持って仕事に取り組める。その結果、同社は今年1月、一月として過去最高の販売台数を更新した。

 ただし、そんなネッツトヨタ南国の経営も最初からうまくいったわけではない。Y理論のアプローチだと成果が出るまでに時間がかかるからだ。
 だが見方を変えると、時間をかければ会社を良くできるということでもある。業績が低迷すると短期的な数字を求めX理論に走りたくなるが、そこを辛抱するのが真の経営者である。
 Y理論に基づいた経営を行えば、社員のミスも出てくるだろうし、すぐV字回復ということにはならない。だが、それを承知で10年先、20年先には必ず良くなるという長期的視野で取り組むことが大切だ。
 そうすれば社員も「ここは良い会社」と感じて懸命に働いてくれるだろう。
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